googleのホームページを虫眼鏡で映している

インフルエンサーマーケティングが副次的に作用する5つの機会

SNSが並んでいるスマホ画面のキャプチャ
消費者の世論や共通認識を形成することにおいて、日々ソーシャルメディアの重要性は増しています。これはつまり、いまだ我々の生活にとって欠かせない存在であることを意味します。

そして、ソーシャルメディアを取り巻く環境がこうした状況であることは、その本質が人々の相互のコミュニケーションによる認知形成であるインフルエンサーマーケティングにとっては良い兆候です。

それを踏まえ、インフルエンサーマーケティングというマーケティング戦略が直接的なPRを超え、副次的にビジネスに及ぼす影響について考えていきたいと思います。

権威づけ

自社の商品がそのカテゴリーにおいて権威があるように見せる、つまりブランディングを行うのにベストな方法はそれを自分で行うことではありません。印象付けたい相手が信頼している他者から推薦されることが一番の方法です。あまりに自分でひたすらに自画自賛をし続けてしまうと、今のソーシャルメディアの批判的な態度のユーザーには冷笑されるのが関の山でしょう。

だからこそ、広告で自画自賛するのではなく、信頼できる他者としてインフルエンサーを起用し、権威づけてもらうのです。

リーチの拡大

当たり前ですが、あなたが新しく事業を始めるとき、興味を持っている消費者はゼロです。
もしかすると多少はいるかもしれませんが、それは家族や友人など周囲の人間でしょう。商品の前にあなたを知っていて気にかけているからです。

しかし、周囲の知人だけに留まっていたらいつまで経っても事業が飛躍することはありません。マーケティングが存在しているのはそのためです。ただ、マーケティングも時とともに進化しています。20年前からあるマーケティング手法を今行ったのでは、それが主流だったその当時と同じ効果は望めません。

今の時代、自然に消費者にリーチする手段としてインフルエンサーマーケティングが20年前のその役を担っています。

Webサイトへの流入

インフルエンサーマーケティングはソーシャルメディアマーケティングとその効果において共通する部分が多くあります。
どちらも上手く実施することが出来れば、Webサイトへの流入増加を見込めるのです。インフルエンサーは、多くのフォロワーを抱えるマーケターのようなものなのです。

彼らは口コミで自らのフォロワーにマーケティングを行います。そのフォロワーのうち全員がWebサイトに流れてくれるわけではありませんが、フォロワーは信頼するインフルエンサーからのリコメンドに興味を抱くので、その多くは実際にWebサイトに訪れるはずです。

そしてフォロワーたちがサイトに訪問すればサイトのセッション数は増加し、SEOにおいてもページランクが上がるなどの副次的効果を及ぼすでしょう。
google search about influencer

コンテンツマーケティング

今グーグルは、どのコンテンツがソーシャルメディアで人気があるのかなど、コンテンツの質を非常に重視しています。
例えばそのコンテンツがどのような反応を受けているか、どれほどシェアされているかなどといった指標です。

インフルエンサーがあなたのブランドの商品について何かコンテンツを投稿すれば、フォロワーはそのコンテンツをシェアします。
そのシェアの渦はしばらく続きますが、それを多数のインフルエンサーが行うとどうなるか、想像してみてください。

ちょうど、自然なバックリンクが行われるようなものです。新たな方法でリンクが構築されるのです。オーガニックリンクを獲得しつつ、新たにサイト訪問するであろう消費者も同時にもたらします。

これらの理由から、デジタルマーケティングを担当するマーケターはSEOの戦略の中にインフルエンサーマーケティングも組み込んで考えているのです。

顧客への転換

そして、コンバージョンです。
さて、Webサイトを見に来たものの何もせずに離脱する消費者に悩まされている企業も多いのではないでしょうか?
これはみなさん共通の悩みでしょう。Webサイトへの流入数は増えても、それが売り上げに直結していないという状況です。

これは従来のSEOの弱点です。消費者に閲覧してもらえるポジションに位置することが出来ても、それで終わってしまうのです。

結局、そこから実際に購入至るようコンバージョンさせるには、その商品が購入に値すると後押し出来る信頼された第三者の存在が必要なのです。