バレンタインのインフルエンサーマーケティング事例!SNS企画・施策はキャンペーン内容とキャスティングのおもしろさが成功と失敗を分ける?

2018年の年末年始、2019年の正月など、SNS担当者の方々は、さまざまなイベントやキャンペーンの企画・施策に追われているのではないでしょうか。そうした中で、忘れてはならないイベントのひとつにバレンタインがあります。

今回は、バレンタインに行われた注目のSNSキャンペーンや、インフルエンサーを起用した広告プロモーションの事例の特徴を紹介しつつ、2019年にバレンタインSNSキャンペーンの企画・施策を成功させるために知っておくべき、最新の秘訣をお伝えしていきます。

インターネットはテレビよりも成長株のメディアになりつつある

平成30年7月27日に総務省より発表された「平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、テレビの視聴時間が減少傾向(平日159.4分、休日214.0分)にあるのに対し、インターネットの利用時間は平成24年の調査開始以降、一貫して増加傾向(平日100.4分、休日123.0分)にあることがわかりました。特に、平日のインターネット利用時間については、これまでの調査で初めて100分を超えたとのことです。

さらに、スマホの利用率は80.4%と8割を超えてきており、テレビのゴールデンタイムを視聴しながらインターネットをする「ながら視聴」の割合は、平日・休日の全年齢層で10%台後半〜20%台後半、20代にいたっては30%台前半〜最大52%までと高い数値を見せています。

このようなデータを見てもわかるとおり、スマホの普及やTwitter・InstagramなどのSNSの浸透、YouTubeなどの動画アプリによって、インターネットはテレビよりも成長していく可能性を秘めたメディアとなりつつあります。こうした成長株のインターネット市場へダイレクトにアプローチできるのが、インフルエンサーマーケティングの魅力なのです。

事例その①:インフルエンサープロダクションVAZ×森永製菓で話題を呼んだ「友チョコ方程式」SNSキャンペーン!

大手製菓企業である森永製菓と、インフルエンサーマーケティング事業を行うプロダクションVAZがタイアップして、2017年1月10日(火)〜2月14日(火)まで、VAZに所属するインフルエンサー12名が参加し、若年層利用者35万人以上のSNSアプリ「PROF」内で、森永製菓のバレンタインキャンペーン「友チョコ方程式コンテスト」を開催する企画が実施され、話題を呼びました。

バレンタインタイアップの企画では、以下の3つの施策が実施されました。

①森永製菓のキャンペーン対象商品を使用したバレンタインお菓子作り動画をYouTubeにてプロモーション
②「友チョコ方程式ダンス」をVAZの所属インフルエンサーが踊る短尺動画をTwitterで拡散
③VAZが主宰する3時間で投稿が消えるSNS「PROF」にて、バレンタインチョコにまつわる写真・動画を募集する「友チョコ方程式コンテスト」を実施し、コンテスト商品を用意

なお、これらの企画には、インフルエンサープロダクションVAZに所属する、10代の中高生に人気の「ねお(Twitterフォロワー数344,895人、Instagramフォロワー数36.4万人)」や双子タレント「りかりこ(Twitterフォロワー数171,706人、Instagramフォロワー数5.1万人)」などの女性インフルエンサーをキャスティングし、若い年齢層がバレンタインで盛り上がるように工夫が凝らされています(※インフルエンサーのフォロワー数は2018年12月現在の数値)。

インフルエンサープロダクションVAZ×森永製菓のSNSキャンペーン事例の結果は?

バレンタインで盛り上がる若年層ユーザーの年齢層に合ったインフルエンサーキャスティングを行って、一斉に「友チョコ方程式ダンス」というキャッチーなコンテンツ動画を配信したこともあり、同企画は大きな反響を呼んだようです。

VAZ所属の12名のインフルエンサー達がTwitterにアップロードした動画には概ね数百件の「リツイート」と1,000件〜3,600件程度の「いいね」がつき、動画再生回数もそれぞれ10,000回〜96,000回程度まで伸びました。バレンタインに関するインフルエンサーマーケティングの事例としては、大きく成功したケースといえるでしょう。

事例その②:有名チョコブランド「GODIVA」が協賛した「TOKYO VALENTINE NIGHT 2018」

2018年に行われた華やかなバレンタイン関連の企画といえば、「TOKYO VALENTINE NIGHT 2018」が挙げられるでしょう。

「バイトル」などの事業で有名なディップ株式会社が、2018年2月9日〜10日に主催した同イベントは、六本木にある同社31階のオフィスカフェを貸し切りにして、有名インフルエンサーを招待し、インフルエンサーには無料でGODIVAのチョコレートを振る舞うというユニークなイベントでした。

マツコ会議に出演経験もある「sakibon(Instagramフォロワー数5.9万人)」などの複数の有名インフルエンサーを招待し、女性向けメディア「C Channel」でカメラマン・ディレクターを務める「ozaken」氏を「SNS映えアドバイザー」に起用するなど、様々な工夫が凝らされたイベントとなっています。

「TOKYO VALENTINE NIGHT 2018」のSNSキャンペーン事例の結果は?

こちらのイベントは、先ほど紹介したインフルエンサープロダクションVAZ×森永製菓のバレンタインキャンペーンと比べると、残念ながらSNS上での話題性はあまり高くなかったようです。

「TOKYO VALENTINE NIGHT 2018」のInstagramの関連ハッシュタグ「#tokyovalentinenight2018」の投稿は23件に留まっています。SNSキャンペーンの拡散という意味では、失敗という結果になるのではないでしょうか。

同イベントがSNS上で大きく拡散されなかった要因として、考えられるのは以下です。

①インフルエンサーを自由参加で集めようとしたこと

同企画では、「GODIVAのチョコレートをインフルエンサーなら無料で食べ放題」という特典によって、多数のインフルエンサーを自由参加で集めようと企画されていますが、拡散力が最も高いとされるフォロワー数1万人以上のマイクロインフルエンサーは企業案件を多数抱えていて多忙であるため、自由参加型のイベントで集めることは難しいといえます。

②一斉投稿のハッシュタグが明確になっていなかったこと

同企画のホームページを見たところ、統一すべき一斉投稿用のキャンペーンハッシュタグが設定されていませんでした。今回の調査で調べた「#tokyovalentinenight2018」以外にも、「#TVN2018」など、参加者によって投稿時のハッシュタグがばらばらになってしまっており、関連する投稿がInstagramに蓄積されなかった可能性があります。

バレンタインのインフルエンサーマーケティング事例で成功を目指すなら、expausでかしこくキャスティング&SNSキャンペーンを企画!

このように、「TOKYO VALENTINE NIGHT 2018」のインフルエンサーマーケティング失敗事例でもわかるとおり、インフルエンサーを自由参加で自発的に集めるのは、かなり難しい施策です。しかしながら、VAZのような大手プロダクションに依頼をすると、広告プロモーションの費用も非常にかさばるので、大手企業でない場合には、森永製菓のような事例というのは手を出しづらいキャンペーン施策であるといえるでしょう。

そこで活用いただきたいのがexpausです。

expausには、各業界で影響力を持つマイクロインフルエンサーが多数在籍しており、自由にキャスティングをいただけるほか、キャスティングやインフルエンサーマーケティング企画に関するご相談をお受けすることも可能となっています。

また、フォロワー単価も0.7円〜という安値でサービスをご提供することができます。バレンタインの時期にインフルエンサーマーケティングを成功させたい企業の担当者様は、この機会にぜひともお気軽にお問い合わせください。