レストランのテラス席で友達に写真を撮られている女性

インスタグラムを活用したインフルエンサーマーケティング入門編

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インスタグラムはインフルエンサーマーケティングで最も活用されているSNSの一つです。実際、インスタグラムはまだまだ伸びているSNSであり、日本での月間アクティブユーザー数(MAU)は1600万人を超えています。これだけの人が集まっているSNSにビジネスチャンスが生まれない方が不思議です。また、20代と30代女性のユーザーが多く、女性向けの商品を扱っている企業にとっては、必ず対策をしておきたいSNSです。

 

インスタグラムでは写真を通してコミュニケーションを行うため、写真映えするコンテンツとの相性が抜群です。インスタグラム上で写真映えするコンテンツを「インスタ映え」と言いますが、最近だとインスタ映えするコンテンツを撮るために、行動する時代になっています。

 

一例ですが、パンケーキの写真をインスタグラムに投稿するために、パンケーキ屋に行く人々がいます。この人達はパンケーキを食べる事が目的ではなく、パンケーキの写真をインスタグラムに投稿するのが目的なのです。インスタ映えするコンテンツを持っている店舗は、それだけで集客ができてしまう時代なのです。

 

インスタグラムの他の使われ方として、食事の検索があります。若い世代だと、食事をする際にGoogleや食べログで検索をするのではなく、インスタグラムのハッシュタグ検索を活用してお店選びをしている人が増えています。このように、インスタグラムを起点に行動をしている消費者は多く、消費者ビジネスを展開している企業にとっては、インスタグラムは無視できない存在となっております。

 

近い将来には、インスタグラムにショッピング機能が導入されていると言われています。これを見越して、インスタグラムの対策(=インスタ対策)をしている企業は日々増えています。その中でも、インスタ対策として大きな注目を集めている手法が、インフルエンサーマーケティングです。本記事では、インスタグラム上でインフルエンサーマーケティングを行なう際の疑問点について述べていきます。

 

インスタグラムでのインフルエンサーとは?

基本的にどのSNSでも、インフルエンサーに共通しているところはフォロワーが多い事です。

インスタグラムだと、以下のジャンルに特化したインフルエンサーの方達が多く見られます。

 

・ファッション

・コスメ

・旅行関連

・食べ物

 

上記に共通している事は、どれも写真映えしやすいコンテンツであるという点です。上記にも記載しましたが、インスタグラムは写真を通してコミュニケーションを行うSNSです。もはや写真映えするコンテンツが流行るのは当然です。また、インスタグラムは女性のユーザーが特に多いため、圧倒的に男性より女性のインフルエンサーの方が多いのも特徴となっています。

 

フォロワーが多ければインフルエンサーとして起用できる?

フォロワー数が多いだけで起用をするのは良くありません。先ず大前提として、PRする内容とインフルエンサーのイメージが合っている必要があります。合ってないとユーザーは違和感を抱き、投稿に対して不信感を覚えます。

インフルエンサーとは他人の行動に影響を及ぼす事ができる人を指しますが、PRする内容のイメージが合っていて、フォロワーが多くても、他人の行動に影響を及ぼせるとは限りません。今はフォロワーをお金で買えてしまう時代のため、インフルエンサーを起用する前に、純粋なフォロワーを多く持っているかをしっかりと見極める必要があります。

 

インフルエンサーとコラボをする際に話し合うべき事は何?

インフルエンサーとコラボする前に、インフルエンサーと話合うべき事項が5つあります。

 

  1. スケジュール
    インフルエンサーの多くはインスタグラムだけではなく、他に仕事をしている方もたくさんいます。企業側の都合だけを伝えても、コラボに発展しない可能性があります。コラボをする際には、しっかりとインフルエンサーとコミュニケーションを取り、スケジュールを明確化させましょう。
  2. 写真の投稿内容と撮影の仕方
    インフルエンサーとコラボをする前に、投稿内容及び撮影方法についてしっかりとコミュニケーションをとる必要があります。ほとんどのインスタグラムのインフルエンサーは自身のインスタグラムに関してこだわりがあり、それに沿わない内容や撮影方法には難色を示します。例として自撮りをしないインフルエンサーに自撮りを求める、など。そのため、企業のブランディングとインフルエンサーの個性がちょうど良い具合に、表れるように事前に話すことが重要です。
  3. 報酬金額
    コラボをする際の報酬金額も事前に話合う必要があります。コラボを引き受ける価格はインフルエンサーによって異なります。フォロワー数に応じた目安の相場はありますが、結局のところ、実施する内容やインフルエンサーによって価格はバラバラになります。コラボする際には、実施内容などの詳細を共有した上で、コラボ報酬を定めましょう。
  4. ハッシュタグ
    使用するハッシュタグも事前に決めておきましょう。インフルエンサーによって普段活用するハッシュタグや数が異なっているため、事前にコミュニケーションをしておく事により、後々のトラブルを避ける事ができます。
  5. 投稿回数
    基本的にインフルエンサーマーケティングは一度の投稿で完了となります。
    投稿回数についてコミュニケーションをしないと、1投稿だけとみなされます。複数回の投稿を希望する場合は、投稿タイミングなどのスケジュールを含め、インフルエンサーとコミュニケーションを取りましょう。

 

インフルエンサーの投稿は2次利用可能?

インフルエンサーに投稿を依頼したら、企業側に2次利用権があると認識している企業も少なくありません。残念ながら、インフルエンサーに投稿依頼したからとはいえ、2次利用権があるわけではありません。自社のInstagramアカウントで再投稿、広告での写真の利用、ホームページでの掲載など、これらは全て一つ一つ事前にインフルエンサーに合意をとる必要があります。

 

以上、この度はインスタグラムを活用したインフルエンサーマーケティングの入門編について記載しました。次回はより込み入った質問集に対しての回答を記載します。

 

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