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ミレニアル世代は広告が嫌い?

ミレニアル世代は、オンライン上で自分がしたいことやその目的をはっきり理解しています。彼らには選ぶ自由があり、実際に思ったように自分が好きなものを他人に制限されずに選ぶことが出来るのです。
そしてミレニアル世代は毎年、100兆円以上の額を使うと言われています。この層にアプローチしていくことはビジネスにとって非常に有益ですが、そのためにはまず、「彼らが好むこと・好まないこと」を知る必要があります。
ミレニアム世代が好まないこと、その1つが、広告です。

連日の多数の広告表示は、彼らにとって「商品を無理やり口に押し込まれているような感覚」だといいます。
事実として、この世代の56%が広告が原因でソーシャルメディアに使う時間を減らしたり、あるいは広告表示をブロックする「アドブロッカーを」利用したりしています。
アドブロックはビジネスを破壊する?

「じゃあ、広告が嫌いならこの世代にはどう宣伝すればいいの?」という疑問が出てくるでしょう。

彼らは宣伝されることは嫌いますが、コミュニケーションを取ることは好みます。「繋がり」が大事なのです。
これはまさに他のユーザーと繋がり交流しあう、彼らが普段ソーシャルメディアで行っていることに他なりません。

もしあなたが広告を出稿しているなら、その方針を改めて検討するべきでしょう。
仮に周囲が従来の広告に対して多くのリソースを割いていようとも、あなたはこれまで以上にソーシャルメディアでのマーケティングに注力すべきです。

今のソーシャルメディアの文化はリアルで自然な結びつきの上に成り立っています。
若者は一方通行のアピールではなく、コメントなどによる「コミュニケーション」を求めていますが、そうしたコミュニケーションはお互いが信用できる関係の場合に行われています。
facebookでは身近な友人以外とも繋がり過ぎて、自分からの投稿は控えて他人のものだけ閲覧するという若者が増えていますが、最近は企業の広告などもフィードに流れることが増え、余計にチェックしなくなったという意見も実際に周囲のミレニアム世代から聞こえてくる声です。

もちろん、こうした若者が商品やサービスを探さなくなったわけではありません。
新しく欲しいものが出てくると、商品自体の情報を詳細に調べたり、使用した人のレビューで感想や評価をチェックしたりします。

企業は一度冷静になって、マーケティングに投資する予算をより実りあるものにするためにもこうした状況をしっかりと把握する必要があります。

「ミレニアル世代の85%は商品のレビューを見てサイトに来るということ」。「ミレニアル世代の5人に3人は、広告よりも彼らがフォローしている人の意見を参考にするということ」。
こうした事実からも、私たちがお勧めしたいのは広告への予算を減らし、より信頼されていてコミュニケーション中心のPRが可能なインフルエンサーなどのソーシャルメディアマーケティングへ投資をするということです。