cafeでInstagram用の写真を撮っている女の子

インフルエンサーマーケティングのファッション業界での活用方法とは?日本国内・海外のSNSキャンペーン事例などを元に集客戦略を解説!

InstagramやTwitterなどのSNSで多数のフォロワーを獲得した一般人が、芸能人なみに影響力を持っているケースがあり、これをインフルエンサーと呼びます。それでは、ファッションのジャンルでは、インフルエンサーの存在はマーケティングの世界でどのように活用されているのでしょうか。

今回は、ファッション・アパレル業界のインフルエンサーマーケティングの活用方法を、日本国内・海外のSNSキャンペーン事例などを元にして読み解きつつ、インフルエンサーを広告塔とした集客戦略について詳しく見ていきます。

ファッション・アパレル系ビジネスがSNSでできることは?

インフルエンサーマーケティングを活用することで、ファッション・アパレル系ビジネスでできることを見ていく前に、まずはSNSを通じて可能なことを知っておきましょう。ここでは、SNSの中でもファッション・アパレル系に親和性が高いInstagramとTwitterを例にとって見ていきます。

・Instagramの世界観を統一してwebカタログ化およびECサイト化

Instagramの写真の世界観を統一して投稿することによって、Instagramそのものをwebカタログ化することができます。実際、ファストファッションブランドのUNIQLO(https://www.instagram.com/uniqlo/)をチェックしてみると、投稿のトーン&マナーが整っており、まるでカタログをめくっているような感覚でファッション写真を楽しむことができます。

さらに、Instagramでは商品の写真に直接、ECサイトにリンクさせることで直接購買が可能となるEC機能も実装されているため、InstagramのアカウントそのものをECサイトの代用のように活用することも可能です。

また、24時間で投稿が消去されるInstagramストーリーズでも、1万人以上のフォロワーがいるアカウントの場合は、投稿にリンクを貼り付けることができるようになったため(※2018年12月時点、今後は変更される可能性もあり)、24時間以内の短期的なセールキャンペーンなどにも活用することができるようになっています。

このように、Instagramはファッション・アパレル系ビジネスにとって、非常に強力な販促ツールになっていることを知っておきましょう。

・Twitterでコミュニケーションを活性化して新しい話題を拡散

Twitterも、ファッション・アパレル系ビジネスにとっては重要なツールです。Instagramと違い、Twitterはテキストによるコミュニケーションツールとしての特性を持っていますので、新商品の情報などを紹介したり、画像や動画を織り交ぜてファッションのイメージが伝わりやすいように工夫して投稿を繰り返したりすることで、ユーザーに新しい話題を提供し、コアなファンを中心に拡散を期待することができます。

ファッション・アパレル系ビジネスでインフルエンサーを起用するメリットとは?

それでは、ファッション・アパレル系のビジネスでインフルエンサーを起用することによって、どんなメリットがあるのかを具体的にご紹介していきましょう。

・インフルエンサーはミレニアル世代から絶大な支持がある

ミレニアル世代とは、1980年〜2000年代の初頭に生まれた世代のことを意味します。年齢としては10代の後半〜30代までの若い世代を指しますが、彼ら・彼女らはすでにインターネットが普及した環境の中で育った最初の世代であり、SNSを中心とした情報リテラシーに優れ、トレンドをキャッチする能力が高いです。

インフルエンサーは、テレビに出演する一般的な芸能人とは違い、全世代への認知度よりも、ミレニアル世代を中心としたユーザーからのコアな信用度が高いのが特徴となっています。中には、特定のインフルエンサーが紹介した商品を必ず購入するようなユーザーもいると言われるほどに、絶大な支持を集めているのです。そのため、インフルエンサーを起用することで、ファッション・アパレルブランドの商品も購買に結びつきやすいと言えます。

・インフルエンサーは消費者の購買意欲の鍵を握っている

2015年〜2016年にOMGによってアメリカで行われたSNS調査では、友人がSNS上で勧めた商品に対する信用度が56%であったことに対して、インフルエンサーが勧めた商品に対する信用度は49%と、友人が勧めた場合とほとんど変わらないくらいの信用度があることがわかっています。

このように、インフルエンサーは消費者の購買意欲の鍵を握っていると大いに考えられることもあり、ファッション・アパレル系のビジネスにインフルエンサーを起用することは、直接購買に結びつく可能性の高い、効果的な施策であると結論づけることができます。

ファッション・アパレルブランドの海外の成功事例①:ZARA

ZARAは積極的な従来の広告キャンペーンやマーケティング戦略を展開するよりも、ユーザーそのものにインフルエンサーとなってもらって、口コミ効果による拡散で売り上げを伸ばすという手法を行っているファッション・アパレルブランドです。

現代を生きる人々(リアルピープル)のための服を提供するというコンセプトで行われた「#アイアムデニムキャンペーン」では、インフルエンサーのテス・ローサを紹介した動画コンテンツが35万5,000回以上再生されるなど、大きな反響を呼んでいます。

ファッション・アパレルブランドの海外の成功事例②:H&M

H&Mはインフルエンサーマーケティングとして、ファッションブロガーで有名なジュリー・サリニャーナやモデルであるエラ・ヴェルデンを広告塔として起用することを2017年秋から決定して、パートナー契約を結んでいます。

なお、ジュリー・サリニャーナは日頃からH&Mのファッションを愛用しており、Instagramで紹介写真を投稿することで、彼女のファンがまったく同じコーデをH&Mで揃えて「お揃いコーデ」としてInstagram上で楽しむ現象などが起きており、インフルエンサーの影響力をうまく活用したマーケティングを成功させています。

ファッション・アパレルブランドの日本の成功事例①:ZOZOTOWN×吉岡里帆

Instagramのフォロワー数160万人というカリスマインフルエンサー・女優である吉岡里帆が、911のチャリティープロジェクトである「LOVE & PEACEプロジェクト」のために、2017年に期間限定でZOZOTOWNが運営するファッションSNS「WEAR」にアカウントをつくり、話題となりました。関連投稿は、Instagramでも52,509件の「いいね!」がついており、その注目度の高さを知ることができます。

ファッション・アパレルブランドの日本の成功事例②:E hyphen world gallery CIRCUS

E hyphen world gallery CIRCUSと、ミレニアル世代に人気の高いインフルエンサーである「ゆうこす(Instagramフォロワー数38.5万人)」のコラボアイテムも非常に話題になりました。

ゆうこすは、コラボアイテム販売当日の30分前、21時からインスタライブ、LINELIVE、YouTubeLIVEで商品の紹介生配信を行うという取り組みを行っています。このように、リアルタイムでユーザーの購買意欲に火をつける施策を実施しており、インフルエンサーの実力の高さをうかがい知ることができる事例だといえるでしょう。

ファッション・アパレル系ビジネスでインフルエンサーマーケティングを成功させるならばファッションに特化したインフルエンサーの起用がマスト

ファッション・アパレル系ビジネスでインフルエンサーマーケティングを活用する事例をお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。なお、インフルエンサーの起用においては、ファッションに特化したキャスティングがマストであると言えます。

そこでご利用いただきたいのが、所属インフルエンサーを多数抱えているexpausです。同サービスでは、インフルエンサーをジャンルごとに探すことが可能であるため、ファッションに特化したインフルエンサーを簡単に見つけ出すことができます。

ファッション・アパレル系ビジネスでインフルエンサーマーケティングを成功させたいとお考えのSNS担当者様は、ぜひともこの機会にお気軽にお問い合わせください。