【2018年最新版】日本企業が仕掛けたインフルエンサーマーケティングのインスタグラムの成功事例とは?
インスタグラムをはじめとするSNSでフォロワーを多く抱える「インフルエンサー」と呼ばれる有名人・著名人に、商品やサービスのPRを依頼してマーケティングを実施する「インフルエンサーマーケティング」と呼ばれる手法が、現在注目を集めてきています。
今回は、2018年10月現在で日本企業が仕掛けたインフルエンサーマーケティングにおいて、特にインスタグラムで見られた各業界の成功事例を具体的にご紹介しながら、その魅力や効果を解説していきます。
インフルエンサーマーケティングとは?
インフルエンサーマーケティングとは、従来であればタレントが出演するテレビCMを使って行っていたような広告を、インターネット上のSNS内で影響力を持つインフルエンサーと呼ばれる有名人に依頼し、ユーザーに対してPRのアプローチを行う手法です。
これまではテレビの影響力が高かったメディア業界の広告ですが、昨今では10代〜20代を中心にテレビ離れが進んでおり、SNS上で影響力のあるインフルエンサーの発信を熱心にチェックして、最新のトレンドをキャッチする若者が増えてきています。
そのような中、インフルエンサーマーケティングは時代の流れに乗った最新のマーケティング手法として高い効果を発揮します。単純に企業がダイレクトにユーザー向けに発信するCMや広告の人気は落ちるばかりですが、一方で、インフルエンサーが独自の個性を活用してPRするサービスや商品は、インフルエンサーを信頼するユーザーに受け入れられやすい傾向にあるのです。
インフルエンサーマーケティング事例で注目すべきSNSプラットフォームは「インスタグラム」
インフルエンサーマーケティングの事例を語る上で、最も注目すべきSNSはインスタグラムです。インスタグラムで注目される投稿をすることを意味する「インスタ映え」という言葉が2017年頃から急速に流行したことは記憶に新しいでしょう。
また、インスタグラムでは、写真映えを意味する「フォトジェニック」という言葉から派生して、2018年には、動画映えを意味する「ムービージェニック」という新しい言葉も生まれてきています。インスタグラムは写真・動画の両軸でPRができる高い可能性を持ったSNSなのです。
なお、インスタグラムとインフルエンサーマーケティングとの親和性がさらに高まったのは、2018年6月に発表された「ショッピング機能」です。この新機能を使えば、インスタグラムの投稿からダイレクトに商品ページへのリンクを設置することができるようになったため、現在のインスタグラムはECサイトをはじめ、マーケティングに活用できる可能性が格段にアップしたといえるでしょう。
2018年最新版!日本企業が仕掛けたインフルエンサーマーケティングのインスタグラム成功事例を徹底解説
今回は、2018年に日本企業が仕掛けたインフルエンサーマーケティングの成功事例を、最新情報を用いて徹底的に解説していきます。
なお、今回の調査対象は、
- 「#PR」のハッシュタグがついている
- 「#PR」のページトップに表示されている
- 1万人以上のフォロワーを持つインフルエンサーがPRしている
- 1,000件以上の「いいね!」がついている
これらの条件をクリアした事例を、インフルエンサーマーケティングのインスタグラム成功事例と定義してご紹介します。(2018年10月時点)
インフルエンサーマーケティング成功事例その1:「_umetomo_」×「黒モリモリスリムの口コミPR」
https://www.instagram.com/p/BpjncU3ntYX/?utm_source=ig_share_sheet&igshid=147ehza1j0xox
黒モリモリスリムは、累計510万箱以上の販売実績を誇る健康茶「モリモリスリム」のダイエット効果をさらに高めた新製品で、これまでの成分に加えて、プーアル茶やウーロン茶エキスが多く配合されており、毎朝のスッキリお通じをサポートし、美容や健康をキープするお茶として、ダイエッターの間で人気のある商品です。
こちらの黒モリモリスリムを、オルビスユーアンバサダーも務めるインフルエンサーの_umetomo_(フォロワー数9.1万人)が紹介しており、こちらの投稿は調査時点でアップロード後16時間しか経っていませんが、「いいね!」のカウンターはすでに1,200件を超えています。
_umetomo_は、もともと、美容系のPRを中心に活動しているインフルエンサーであるため、日頃から_umetomo_の投稿を閲覧しているユーザーが、美容やダイエットに関心の深い層であることは容易に想像がつきます。ダイエッターの強い味方となる黒モリモリスリムの口コミPRは、インフルエンサーの抱えるユーザー層と親和性の高いものであるため、インフルエンサーとユーザーのマッチしている特性をよく理解したインフルエンサーマーケティングの成功事例であるといえるでしょう。
インフルエンサーマーケティング成功事例その2:「伊東亜梨沙」×「Ploom TECHの商品紹介PR」
https://www.instagram.com/p/BpjjEuEHj17/?utm_source=ig_share_sheet&igshid=2wqictzkqmrc
Ploom TECHとは、日本たばこ産業が開発した、バッテリーと制御回路が一体化した喫煙具のことです。同社が販売するたばこ製品である『フォー・プルーム・テック』を用いて喫煙を楽しむことが出来る商品として、人気を集めているアイテムとなっています。
今回ご紹介する、Ploom TECH アンバサダーを務めるインフルエンサーである伊東亜梨沙(フォロワー数7.7万人)が投稿したPloom TECHのPRは、調査時点でアップロード16時間しか経っていないにもかかわらず、すでに1,800件近い「いいね!」を獲得しており、その注目度の高さがわかります。
こちらの投稿で印象的なのは、インフルエンサーの生活感と、商品紹介のPRが見事にマッチしている点です。今回のPR投稿では、「Ploom TECHは煙が出ない」→「部屋の中でもどこでも楽しめる」→「パジャマ姿の伊東亜梨沙がPloom TECHを楽しんでいる」というストーリーが展開されていて、見ているユーザーが自然と商品の強みを理解できるように工夫されています。
インフルエンサーマーケティング成功事例その3:「デカチリ【DRCコラボ】YUTA」×「東京煮干し らーめん 玉の食レポPR」
https://www.instagram.com/p/BphgPVKg4gf/?utm_source=ig_share_sheet&igshid=1901mgr3jje2h
グルメ業界でのインフルエンサーマーケティングの成功事例として、ラーメン系インフルエンサーとして人気のある、デカチリ【DRCコラボ】YUTA(フォロワー数2.5万人)が紹介する「東京煮干し らーめん 玉」のPR投稿が挙げられます。調査時点でアップロード1日目にして、すでに1,600件近い「いいね!」を獲得しています。
デカチリ【DRCコラボ】YUTAは、ラーメンのみを食べ続けて生活している人気YouTuber「SUSURU」をはじめとしたラーメン好きが集まるコラボユニットであり、ラーメンファン向けのインスタグラマーとしてコアな人気を誇っています。
昨今のインフルエンサーには、業界特化型の人材も多く、こうしたラーメン専門のインフルエンサーなども存在しています。PRしたい商品に影響力を持つインフルエンサーをピックアップすれば、親和性の高いユーザー層に向けて圧倒的なパフォーマンスを獲得することも可能です。
インフルエンサーマーケティングで成功事例を出すなら、PRしたい商品・サービスとの親和性の高いマイクロインフルエンサーのキャスティングが不可欠
ここまで、インフルエンサーマーケティングのインスタグラムの成功事例を具体的に見てきましたが、いかがだったでしょうか。これらの成功事例で注目すべきは、10万人〜100万人以上のメガインフルエンサーではなく、10万人以下のマイクロインフルエンサーがインフルエンサーマーケティングでは成功事例が出やすいという事実です。
実際に、メガインフルエンサーでは「いいね!」の割合が1.66%、コメントがつく割合が0.05%であるのに対して、マイクロインフルエンサーでは、「いいね!」の割合が8.03%、コメントがつく割合が0.56%というデータもあります。
そのため、これからのインフルエンサーマーケティングで成功事例を出したい場合は、PRしたい商品やサービスとの親和性の高いマイクロインフルエンサーのキャスティングが必要不可欠であるといえるでしょう。
expausには、各業界で影響力の高いマイクロインフルエンサーが多数在籍しており、インフルエンサーマーケティング、インフルエンサーのキャスティングおよび企画に関するご相談を随時承っております。インフルエンサーマーケティングの成功を目指す方は、この機会にぜひともご連絡ください。